グアム 後半
◎5日目◎
連日の6時台起床は辛い。
朝からBomb holeに潜って、市さんと個別の実技講習。
基本的には、水面で出来るようになった事を水底で試す事の繰り返し。(水底で実際にマスクを完全に取ったり、空気が無くなったり、シリンダーをフリーフロー状態にしたりetc...)
まあそんなこんなで無事にCカードを取得。
夕方からはマイクロネシアモールへ。ここはジモティが多くて店舗数も多い。
Macy'sでLevisのデニムジャケットとTommyのTシャツを買った。
珍しく夜のお散歩
◎6日目◎
またも6時台起床。この日は社長の岡さんと一緒にボートダイビングへ。
アガット湾は半沈船がめっさ多い。
ボートに乗って40分、1本目のポイント Shark pitにエントリー。
オテオ岬の突端に射撃訓練中を示す米軍の赤旗。すぐ近くには駆逐艦も。
WWII末期に崖の上から戦車や食糧が大量に投下されたShark pit。その食糧に多くのサメが群がったことが名前の由来。
海藻にまみれて激しく錆びた戦車の残骸の上を、ウミガメが悠々と泳ぐのを見た時は歴史を想ってなんとも言えなかった。
2本目のポイントはグアム最大の珊瑚礁Western shole。まさに珊瑚の高層ビル群で、1本目とはうってかわってこれぞ南国ダイビングって感じ。絶滅危惧種のウミガメ"タイマイ"もいた。
遅い昼食は岡さんオススメのジャマイカングリル。
◎7日目◎
この日も朝からアガット湾へ。
島内でよく見るコンテナMatson。
お昼まで釣りをして、サメやらロウニンアジやらで楽しかった。
やっぱり歴史が好きなので午後はハガニアへ。
ラッテストーン公園
サンゴでできたラッテストーンは、古代チャモロ文化の遺跡。スペインの侵略で文化が途絶えた為に用途がわからないらしい。(建物の土台?)
公園内にはチャモロ人の強制労働によって作られた旧日本軍の防空壕も。300m位離れたとこにある旧日本軍総司令部は米軍のアガニア砲撃で吹き飛んだはずのに、この壕は1度も使われなかったと書いてあった。
壕 空 防
スペイン広場 Plaza de espana
スペイン総督邸跡。米海軍司令部跡、そして旧日本軍司令部跡でもある。WWIIのアガニア砲撃でほぼ全てが吹き飛んだらしく基礎部しか残ってない。
ランニング中の青年が撮ってくれた。
チョコレートハウス
総督夫人が客人をココアでもてなしたのが由来。
キオスコ
アルマセンの三連アーチ
アルマセンはスペイン語で武器庫を意味するらしい。
中央の石板はスペイン統治時代のまま。
残存するアルマセンの石床
1941年12月10日、旧日本軍のグアム攻撃の慰霊碑。
聖母マリア大聖堂
グアム初のカトリック教会。お葬式の最中で中に入れなかった。
霊柩車の前を友人と思わしき人達がバイクで先導。
この道路の分離帯にはグアムを訪れた教皇ヨハネ・パウロ2世の像。昔は全ての村を向くように像が回転してたらしい。
グアム博物館
近くの人に聞いたら、チャモロ文化のアイデンティティを保つ目的で作られたらしい。
映えポイント
夕方からはレオパレスに戻ってプールでのんびりした。にわとりめっちゃいて可愛い。
夜はボーリングもした。
◎8日目◎
黄色のジープでレオパレスの敷地を回るツアーに参加。
レオパレス建設時に発見された旧日本軍の九五式軽戦車。弾丸の跡も多くリアリティがある。
73年前、灼熱の島でこの小さな鉄の塊に3人も乗って戦った日本人。海から離れた内地だから全滅間近の終盤だったのだろうか。
ガイドと一緒に。
イリグ川
太古のチャモロ人の集落はこの辺にあったらしい。確かに涼しくて小魚も沢山いた。
レオ農園
レオパレスのレストランの食材を作ってる所。ヤシガニを持つガイド。
コーヒーの木
思えば、こんなに未開の山が残ってるのに大きな動物をあまり見ない。
ウリボーばか可愛い。ガイドに聞いたら近くで取っ捕まえてきたらしい。
どれでも何個でも食べて良い。
いいツアーだった。
トニーローマに始まりトニーローマで終わるグアム。
成田に着いてそんなに寒くないことに驚き、高速バスから見る東京の都会ぶりに改めて驚き、そして最後に満開の国立の桜に驚き帰宅。
結局、観光客で溢れるタモンにはほとんど行かなかったのも、また一興。
"歴史"を感じることの多い8日間を過ごして、今度は陸上も水中も含めて、より歴史を学べるところを回りたいと思った。